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2006年05月31日(水) 22時01分

<W杯チケット>「ツアー代金返して」マックス社に殺到毎日新聞

 トラブルが表面化した「マックスエアサービス」が入る東京都千代田区内のマンション入り口には31日午前10時ごろから、ツアー申込者が訪れ、説明を求めた。6人の社員が対応したが、電話も殺到し、回線はパンク状態となった。
 5月中旬に日本戦2試合のチケットが付いたツアーを申し込み、すでに49万円を支払ったという埼玉県の男子大学生(20)は「ツアー代はアルバイトをしてためたお金。W杯を楽しみにしていたのでショックが大きい。早くツアー代金を返してほしい」と残念そうに語った。
 また昨年12月に日本対ブラジル戦のチケット付きツアーを申し込み、20万円を支払った神奈川県の自営業男性(27)は「30日から電話がまったくつながらなくなったので、会社に説明を聞きに来た。チケットを入手できていないようだったので、何度か会社に問い合わせたが『チケットが入手できなければ補償をする』という回答だった」と話した。
 ◇「公司にだまされた」…マ社長が謝罪
 マ社の指田清一社長は31日午後6時から本社で会見し事情を説明した。冒頭、「中国国際体育旅游公司にだまされた。ツアー申請者の期待を裏切ったことを深くおわびしたい」と謝罪した。
 指田社長によると、知人の中国人男性から公司を紹介され、今年1月に3744人分のチケット入手を依頼する契約を結んだ。公司から「チケット代約8000万円を払ってもらわないと、チケット確保は出来ない」と要求され、申請者の名簿とともに約8000万円を支払った。
 チケットについて、公司から「北京五輪があり、各国大使館とW杯チケットと五輪チケットを交換する約束が出来ている」などとの説明を受けたという。申請者が国際サッカー連盟(FIFA)を通してチケットを入手しようとしたところ、「二重予約」で受け付けられなかったことを聞き、チケットは本物と判断したという。
 指田社長は「私の認識が甘く、申請者にはご迷惑をかけた。申請者には全額の返済だけでなく、精神的被害の補償も検討したい」と話した。
(毎日新聞) - 5月31日22時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000130-mai-spo