2006年05月30日(火) 12時49分
ウィニー公判 京都地裁 ７月３日求刑（京都新聞）
ファイル共有ソフト「Ｗｉｎｎｙ（ウィニー）」による著作権侵害事件で、著作権法違反ほう助の罪に問われた開発者の元東京大助手金子勇被告(35)の第２３回公判が２９日、京都地裁（氷室真裁判長）であり、７月３日の次回公判で検察側が論告求刑することが決まった。弁護側は９月ごろに最終弁論を行い、結審する見込み。
この日は、検察、弁護側双方が提出、請求していた証拠を整理。弁護側が請求した欧米や韓国の著作権法違反事件の判決文が証拠採用された。
起訴状によると、金子被告は著作権侵害をほう助する目的でウィニーを開発して自身のホームページで公開。群馬県の会社員ら２人にウィニーを提供し、映画データなどの違法公開を助けたとして、２００４年５月に起訴された。弁護側は「ウィニーの開発は純粋に技術的な関心で、著作権侵害の意図はなかった」と無罪を主張している。
（京都新聞） - 5月30日12時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060530-00000022-kyt-l26