2006年05月30日(火) 20時01分

大宇財閥元会長に懲役１０年　韓国、追徴金２兆５千億円（朝日新聞）

　９９年に破綻（はたん）した韓国の財閥、旧大宇グループの創業者で巨額の粉飾会計などの罪に問われていた金宇中（キム・ウジュン）被告（６９）に対してソウル中央地裁は３０日、懲役１０年、追徴金２１兆４４８４億ウォン（約２兆５０００億円）の判決を言い渡した。

　金被告は６０年代に起業し、大宇を大手財閥に育て上げた立志伝中の人物。しかし、大宇は９９年に資金繰りが悪化し破綻・解体。金被告は直後に出国し、国外逃亡生活を送っていたが昨年６月に帰国し、逮捕された。９７〜９８年、大宇グループの系列会社に約２０兆ウォンの粉飾会計を指示したほか、９兆８０００億ウォンの不正融資を受けた罪などで起訴されていた。

http://www.asahi.com/international/update/0530/013.html