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運送会社の運行管理者がトラック運転手の勤務中の飲酒運転を黙認していたとされる事件で、兵庫県警は３０日、道路交通法違反（使用者の義務違反）の疑いで、兵庫、長崎、福岡、熊本、佐賀県内の運送会社５社と、各社の運行管理者５人を神戸区検に書類送検した。５人とも「会社のごみに酒の空き缶などがあり、運転手が酒を飲むことをわかっていた」などと容疑を大筋で認めているという。
送検されたのは▽マルワ水産運輸（兵庫県新温泉町）▽北松通運（長崎県平戸市）▽八幡運送（福岡県水巻町）▽誠栄建設（熊本県大津町）▽アサヒ通運（佐賀県鳥栖市）と、それぞれの社の運行管理者５人。
交通捜査課などの調べでは、５社とその運行管理者は０５年７月〜今年３月、従業員の大型トラック運転手が飲酒して運転すると知りながら、運転業務を指示した疑い。