2006年05月30日(火) 18時02分

駐車監視員：来月から導入、制服や車両を点検　／広島（毎日新聞）

　来月１日から始まる民間の駐車監視員による違反取り締まりを前に、県警交通規制課はこのほど、監視員の制服や使用車両を点検した。同日以降は、県警と監視員で放置車両への駐車違反を取り締まり、違反者が反則金を支払わなければ、車検拒否や使用者の財産の差し押さえなどもある。
　同監視員による駐車違反取り締まりは、道路交通法改正で全国一斉に導入。筆記試験などに合格した全国約１６００人の監視員が、県警から業務委託を受けて違反車両の確認業務をする。
　県内でも広島中央署や呉署、福山東署など７署管内で、１３組２６人が駐車違反を確認して各署に報告する予定。違反者が警察署で反則金を支払わなければ、車を管理する使用者に責任追及し、反則金と同額の放置違反金の納付を求める。さらに、放置違反金の納付がない場合には、国土交通省などを通じて車検拒否や財産の差し押さえもあるという。
　同課は「監視員への業務委託によって、多様化する犯罪により効果的に対応できる。法改正で違法駐車に対する責任追及が使用者にまで及ぶことをしっかり理解してほしい」などと話した。【下原知広】

５月３０日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060530-00000291-mailo-l34