悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
インターネット上に偽サイトを開設し、入手した個人情報を悪用する「フィッシング」詐欺事件で、京都、熊本、静岡の３府県警は３０日、東京都内を拠点とするグループの主犯格、松岡貴之容疑者（３４）＝東京都渋谷区東３丁目＝を、不正アクセス禁止法違反と詐欺容疑で逮捕した。３府県警は、ほかにグループの２０〜４１歳の男女７人についても両容疑で逮捕状を取っており、容疑が固まり次第逮捕する。
調べでは、松岡容疑者ら８人は今年４月、偽サイトを通じて入手した福島県郡山市の４０代の男性のＩＤとパスワードを悪用、ヤフーオークションでＣＤデッキを架空に出品し、落札した愛知県江南市の男性（３８）に２５万円を振り込ませて詐取などした疑い。
３府県警によると、グループが不正に入手したＩＤは約１千件で、被害は計約７００件、被害額は約１億円になるという。グループは「幹部グループ」と、複数の「実行グループ」に分かれており、落札者に振り込ませた金は幹部グループが一括管理していた。実行グループには、振り込まれた額の４分の１を報酬として「給料」を支払っていたという。