2006年05月30日(火) 11時58分

主筆の元学生、２教授を提訴　阪大論文捏造（朝日新聞）

　大阪大学医学系研究科のグループが論文に捏造（ねつぞう）データを使っていた問題で、論文の主執筆者の元学生（現同大病院研修医）が３０日、「元学生が１人で論文のデータを改ざんしたと虚偽の事実を発表された」などとして、論文責任者の下村伊一郎教授と、竹田潤二教授を相手取り、名誉棄損などで１０００万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴した。

　この論文は０４年に米医学誌「ネイチャー・メディシン」に掲載された。実験データの画像に手を加えた部分が１０カ所で見つかり、下村教授は０５年３月、論文を取り下げた。

http://www.asahi.com/national/update/0530/OSK200605300023.html