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2006年05月29日(月) 19時42分

ペイントハウスの有価証券報告書、金融庁に訂正命令勧告朝日新聞

 証券取引等監視委員会は29日、ジャスダック上場の住宅リフォーム業・ペイントハウスが有価証券報告書に虚偽の記載をしたとして、同社に対し訂正報告書の提出を命令するよう金融庁に勧告した。監視委によると、債務超過なのに資産超過にしていたという。同社は「適正な会計処理だった」としている。

 監視委は、同社が社債の償還債務の免除益として117億円を05年8月期連結決算に計上したが、免除の契約は同年10月に締結しており、免除益は06年8月期に計上すべきだ、としている。金融庁が実際に命令を出すと、旧大蔵省以来、35年ぶりとなる。

 訂正すると、同社の05年8月期連結当期損益は33億円の黒字から89億円の赤字に転落。純資産も27億円の資産超過から83億円の債務超過となる。2期連続の債務超過となると、ジャスダックの規則で上場廃止となる可能性が高い。ジャスダックはすでに、同社を監理ポストに移している。

 同社は26日、「弁護士や会計士の承認も得た適正な会計処理だ」と主張し、訂正命令の差し止めを求める訴訟と仮処分の申し立てを東京地裁に起こしている。

http://www.asahi.com/business/update/0529/115.html