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2006年05月29日(月) 00時00分

内河所長逃げ切りか…耐震偽装“指導”立証困難?ZAKZAK

 合同捜査本部は、「サンホテル奈良」を舞台にした詐欺事件で、木村建設(熊本市、破産)と総研に共謀があったとみているが、立証が困難なうえ、アドバイスを行うだけの「コンサルタント」という立場が、刑事責任を問う上で大きな壁となったという。

 調べによると、木村建設社長の木村盛好容疑者(74)らは昨年11月7日、「奈良」の偽装を知りながらオーナー側に伝えず、建設工事代の残金計約2億2500万円を支払わせてだまし取った疑いがもたれている。

 総研は「奈良」の開業指導をした上、担当者が同11月3日にホテル側へ支払いを督促した疑惑が指摘されていたことから、内河所長や四ケ所猛チーフコンサルタント(67)ら総研幹部への参考人聴取が複数回にわたって行われていた。

 内河所長はインタビューなどで、「木村建設から事前に偽装を教えてもらったことはない」と詐欺事件への関与を否定。「真犯人は姉歯一人ではないか」と述べていた。

 一方、元建築士の姉歯秀次被告(48)による耐震強度の偽装によって休業に追い込まれた8都府県の9ホテルが、総研に対して総額約4億4500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしているが、総研側は争う姿勢を見せている。内河所長は刑事、民事ともに、このまま逃げ切ることができるだろうか。

ZAKZAK 2006/05/29

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052928.html