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2006年05月29日(月) 09時03分

今年は630件、Google がオープンソース開発支援対象プロジェクトを発表japan.internet.com

Google ( NASDAQ:GOOG ) はオープンソース開発支援プログラム『 SummerofCode(SoC)2006 』について、支援対象プロジェクト数が630件になると発表した。これは、昨年の410件を大幅に上回る。

SoC は、様々なオープンソース団体の指導のもと、夏の間オープンソース開発に取り組む学生を支援するプログラムだ。
昨年から始まり 、今年が2回目となる。Google のオープンソース プログラムマネージャ Chris DiBona 氏によると、今年 (SoC 2006) の申請件数は6400件近くに上ったという。

今年は、支援対象プロジェクト件数だけでなく、学生の指導を引き受けるオープンソース団体の数も増えている。

支援対象に決まった630件のプロジェクトの受け入れ先は、102団体 (Google 自身も含む) に広がる。昨年がわずか41団体だったのに比べ、2倍以上になった。

支援プロジェクトの件数増加によって、Google の支出金額も増える。SoC プログラムの規定には、同社が学生開発者1人あたり5000ドル (支援団体500ドル+学生4500ドル) を提供するとある。なお、プロジェクトが完了しなければ満額を受け取ることができない。

したがって、今年 Google が SoC プログラムで提供する金額は満額で315万ドルになる計算だ。昨年は205万ドルだった。

DiBona 氏は、次のように述べている。「昨年は (約) 40団体の指導を受け入れたが、学生1人あたり十分指導が行き届くかという点で懸念があったため、今年は (約) 100団体に増やそうと決めた。学生にとっての選択肢拡大を意味するわけであり、指導側団体数を増やして良かったと思う」

今年支援対象に決まったプロジェクトについてだが、SoC 2006 サイトに掲載された指導担当団体リストを見ると、ある程度の方向性が見てとれる。

昨年も参加した指導団体では、 KDE が、 24件のプロジェクト を指導することを認められた。
ApacheSoftwareFoundation 27件 FreeBSD 14件 MozillaFoundation 13件 のプロジェクトを指導する。

今年から指導団体として参加を表明したところでは、 ReactOS 5件のプロジェクト を指導することになった。ReactOS は、Microsoft の『Windows』OS との完全互換性を備えた無料版クローン作成で注目されているオープンソースプロジェクトだ。



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(japan.internet.com) - 5月29日9時3分更新

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