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2006年05月27日(土) 00時00分

【広域】 県公立学校教員試験に不適切設問 正答が“2通り” 合否への影響なし 東京新聞

 県教育委員会は26日、昨年7月に実施した本年度県公立学校教員採用試験の第1次選考の試験問題の中に、正答が2通りに解釈できる設問があったと発表した。県教委ではこの設問を全員正解とする処置を取り、受験者の得点を再判定したが、合否への影響はなかったという。

 昨年の受験者から教職員団体を通じて今年5月18日、県教委に指摘があった。

 問題が指摘されたのは、第1次選考の「一般教養・教職教養試験」の中の、鉛蓄電池についての化学反応とそれに伴う質量の変化を問う設問。読み方によっては出題の趣旨が2通りに解釈され、正答の選択肢が2通りあるような誤解を与えるという。試験は、五者択一のマークシート方式で全50問。100点満点のうち、この問題への配点は2点だった。

 県教委ではこのため、全員を正解として得点を再算定。第1次選考で課される「専門教科・科目試験」「小論文試験」「面接」などとの総合判定を行った結果、受験者1111人のうち、321人が合格した1次選考での合否結果に影響なかったという。

 県教委によると、この試験問題は外部の専門業者が作成しており、県教委教職員課で点検している。県教委では「もう少し言葉を補足するなど、間違いがないようすべきだった」と話している。

  (本安幸則)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20060527/lcl_____sga_____007.shtml