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2006年05月27日(土) 17時02分

【MY家族】松居一代、掃除と整理で家族に幸福夕刊フジ

写真    掃除マニア、整理マニア。そのココロは? 「幸せになりたいから」ですよ!

 玄関が汚れていたら幸せは入ってこないし、家の中が雑然としてたら「家の気」も悪くなってしまいます。家は家族の幸せをつむぐ場所。ですから、日々その空間をなめるようにきれいにし整理整頓することは、家族みんなが生きる“パワー”を与えられることにもなると思うんです。

 こう考えるようになったのは3つの事件の体験からです。まずは23年前の友人の一言−「世の中で最も高いものは土地代と家賃。こんなにガラクタ(家具や衣類のこと)詰め込んで…。運気が下がるわよ」。

 掃除と整理が運気を上げる−父が競艇選手だったので小さいときから運かつぎは日常茶飯事。だからこの言葉にハッとしたわけです。

 次は、最初の結婚の失敗。病気だった幼い息子隆一を抱え再出発するには、夫との思い出の品をすべて断ち切らないとあまりにも辛すぎました。だから家具などを処分し引っ越して、息子と2人の暮らしを始めることにしたのです。

 さらに欠陥工事で、マンションの天井が落ちてきたこと。被害総数431点がグシャグシャに。明日からどうしよう…と思いきや私は翌日、服も着てバッグも持って、仕事にでかけてるではありませんか。人間ってすごい。物がなくても命さえあればビビることなんかないわと、逆にたくましくなれた事件でした。

 いくつもの試練を乗り切って必死に生きてきた私と息子に、神様は最高にすてきなごほうびをくださったのかもしれません。それは夫・船越英一郎(俳優、45歳)との出会いです。バツイチ・子持ち・年上の私を、周囲の猛反対を押し切って家族にしてくれたのですから。感謝の気持ちでいっぱい、これが本物の赤い糸だったんですね。

 結婚して掃除と整理整頓には拍車がかかりました。「なにが何でも夫の運気を上げるぞ!」という妻の意地が私にあったからです。周りの人々の応援と温かく見守っていただいたおかげで船越は仕事も枠を広げることができました。またまた感謝、感謝です。

 ふたりで決めてることがあるのですよ。「家の中では自分のいちばん優しい声で話そうね」と。最近、船越がしみじみいいます。

 「隆一もいつかは巣立っていく。その後にはお母さん(私のこと)とふたり。穏やかに生きていきたいね」

 私たち夫婦の趣味は「家族づくり」。そう、もっと幸せになりたいからなのです。

■まつい・かずよ 1957年6月、滋賀県生まれ。79年、「11PM」の司会役としてデビュー。映画「マルサの女」「肉体の門」「夜逃げ屋本舗パート2」などに出演。著書「隆一の凄絶アトピー日記」(主婦の友社)など。「松居一代の超スーパーおそうじ術」「松居一代の超スーパー整理・収納術」(ともに「主婦と生活社」)はベストセラー。芸能界一のお掃除・収納名人として大活躍中。01年、当時小学6年の隆一君を抱えて船越氏と子連れ再婚、話題をさらった。
(夕刊フジ) - 5月27日17時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060527-00000008-ykf-ent