2006年05月26日(金) 00時00分

「防衛省」法案　今国会提出へ 成立は臨時国会以降 （東京新聞）

　政府・与党は二十五日、防衛庁を「省」に昇格させるための関連法案を今国会に提出する方針を固めた。防衛施設庁の官製談合事件を踏まえ、いったんは今国会での提出見送りを決めたが、自民党の国防関係議員が提出をあらためて要請。防衛庁が事件の再発防止策の最終報告を近く決定することで、提出に難色を示してきた公明党も容認に転じたことから方針転換した。

　ただ、公明党内には防衛省昇格に慎重論がなお根強いため、今国会は法案提出にとどめ、成立は秋の臨時国会以降に先送りする方向だ。政府が法案を提出する閣議決定は、六月九日以降になる見通し。

　法案は、防衛庁を省に昇格すると同時に、自衛隊の国際活動を本来任務に位置付けるのが主な内容。名称は「防衛省」とする。また、二〇〇七年度に防衛施設庁を解体し、機能を防衛省に統合することを付則で明記する。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060526/mng_____sei_____001.shtml