2006年05月26日(金) 00時00分

殉職警察官ら悼む 千葉市で慰霊祭 慰霊碑に向かい献花する殉職警察官の遺族ら＝千葉市で （東京新聞）

　殉職警察官らの慰霊祭が二十五日、千葉市中央区の亥鼻公園で行われた。三十六遺族七十一人のほか、佐藤正夫県警本部長ら計二百二十五人が参列した。

　警察職員の互助団体「旭光会」の前身「県警察彰功会」が一九一一年、同園に慰霊碑を建立し慰霊祭を始めた。慰霊碑には一八七九年以降に殉職した七十四人が合祀（ごうし）されている。

　今年から警察官の職務に協力して亡くなった民間人の殉難者も合祀される。

　参列者は黙とうをささげて献花し、冥福を祈った。佐藤本部長は「県民の保護という崇高な使命感の下、尊い一身を職責にささげた功績に対し、敬意と感謝の気持ちを表する」と述べた。

　昨年十一月に殉職した成田国際空港署の石塚忠志警視＝当時（４８）、警部補から二階級特進＝の妻は「力の限りを尽くし犯人を追った夫の責任感と正義感を誇りに思う」と夫をしのんだ。　（武田雄介）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20060526/lcl_____cba_____004.shtml