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2006年05月26日(金) 00時00分

【北勢】 桑名市が国保税額を算定ミス 17世帯に44万円を過大請求 東京新聞

 桑名市は25日、国民健康保険税の税額計算プログラムミスで、17世帯に過大請求していたと発表した。計44万7000円を過大請求し、すでに2世帯が計9万4000円を余分に払っていた。

 同市課税課によると、国保税は、総合所得から土地や建物の売買所得である「分離譲渡所得」を差し引いて計算する。売買で損失が出た場合、同所得をゼロとして計算することになっているが、プログラムミスで損失額を「マイナス0円」として総合所得から差し引いたため、結果的に総合所得に損失額を上乗せした額で課税したという。

 保険税納付書は今月15日に2万2830通を発送。24日午後、市民から「金額が大きすぎるのでは」と連絡があり、職員が計算してプログラムに誤りがあることが分かった。

 ミスは19世帯であったが、うち2世帯はたまたま保険税が変わらなかった。17世帯の中には本来6000円のところ6万1000円の請求を受けていた人もいた。

 市はプログラム作成や税額計算を三重電子計算センター(津市)に委託している。法改正でシステムを入れ替えたが、チェックも同センターに任せていた。

 桑名市は24日にも固定資産税納税通知書を発送し忘れるミスが発覚したばかり。栃尾健三総務部長は「市民の信頼を失い誠に申し訳ない。業務のチェック体制の抜本的な見直しを図る」と話している。 (境田未緒)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20060526/lcl_____mie_____001.shtml