2006年05月26日(金) 00時00分

関西の１０代女流棋士３人がブログ（朝日新聞）

　１０代の将棋女流棋士３人が、関西将棋会館のホームページ上で「キラリっ娘のそよ風日記」と題したブログを始めた。学校に通いながら女流プロとして頂点を目指す日々を記す。日本将棋連盟関西本部の担当者は「同世代の若者が将棋に目を向ける呼び水に」と期待する。

　日記の主は、島根県出雲市の中学３年、里見香奈（１４）、愛知県春日井市の高校２年、室田伊緒（１７）、石川県珠洲市の高校３年、井道（いどう）千尋（１８）の３人。０４年から０５年にかけて相次いで女流２級としてプロデビューを果たし、今年、そろって女流１級に昇格した。関西将棋界のホープ山崎隆之六段（２５）も「これからの関西の期待の星」と太鼓判を押す存在だ。

　ブログは今月１５日にスタートした。「テスト勉強の合間を縫って、愛知県で指された名人戦の控室に出かけ、将棋の勉強をした」（室田）、「誕生日に父親が釣った黒鯛（だい）の刺し身を食べた」（井道）……。飾らない筆遣いが楽しい。企画した将棋連盟の出原卓朗さん（３２）は「学業と将棋を両立させようと頑張る姿を広く知ってもらいたい」と話している。

http://www.asahi.com/kansai/entertainment/OSK200605260031.html