2006年05月26日(金) 00時00分

【岐阜・近郊】 「駐車違反」迅速に把握を 岐阜で民間監視員が現場研修 警察官から端末の使い方などについて指導を受ける駐車監視員（右）＝岐阜市三田洞東で （中日新聞）

　６月１日に始まる駐車違反取り締まりの民間委託を前に、委託された民間の駐車監視員が岐阜市三田洞東の自動車運転免許試験場で、現場研修に臨んだ。　（坂田奈央）

　「まず何の違反なのか見極めて」「場所ごとに撮影範囲を判断して」−。警察官から次々と細かい指示が飛ぶ。研修を受けたのは、岐阜中署長から委託を受けたバロン警備保障（岐南町）の８人。放置駐車違反車両に見立てた車を前に、初めて手にした端末の操作方法や、現場での作業手順について約１時間ほど学んだ。

　監視員が手にするのは、放置車両確認標章を作成するための専用携帯端末（デジタルカメラ付き）とプリンター。現場では、日時や場所、車種など違反状況の打ち込み、車両と周辺の写真撮影、見取り図作成など、標章の張り付けまで、たくさんの作業を短時間でこなさなければならない。

　研修を受けた監視員の男性（６２）は「思ったより難しい。頑張って早く慣れます」。別の男性（５６）は「違反の状況を迅速に把握できるようにして臨みます」と意気込みを話していた。

http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20060526/lcl_____gif_____010.shtml