2006年05月26日(金) 13時49分

競売登録者のパスワード解読、偽装出品し代金詐取（読売新聞）

　インターネットオークションの登録者になりすまして偽装出品し、仲間２人と現金をだまし取ったとして、群馬、愛知両県警の合同捜査班は２５日、東京都杉並区天沼、無職西岡賢一郎容疑者（３４）を詐欺容疑で逮捕した。

　被害は少なくとも約１６０人、約１３００万円にのぼるとみられる。

　調べによると、西岡容疑者は、ネットオークションサイトから出品者の登録ＩＤを集め、パスワードを割り出して出品者になりすまして、高級バッグなどを偽装出品。昨年１０月上旬、購入を申し込んだ千葉市内の団体職員男性（３７）ら３人に現金計約１６万７０００円を振り込ませ、だまし取った疑い。

　両県警によると、西岡容疑者は、さいたま市、会社員杉崎和裕（２９）、住所不定、無職高瀬教生（３０）両被告（詐欺罪で起訴）とともに、登録時の本人確認を逃れるため、メールアドレスを一挙に取得できる“裏ソフト”を入手して改造し、少なくとも８００人分の出品者の登録ＩＤを集めた。パスワードにはＩＤの一部が使用される例が多いことに目を付け、パソコンを使って様々なパターンを組み合わせて解読していた。解読したパスワードはすぐ変更し、ＩＤ登録者本人は使えなくなっていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060526-00000104-yom-soci