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2006年05月25日(木) 03時02分

宮内被告、罪状認める方針 ライブドア事件26日初公判朝日新聞

 ライブドア(LD)グループの証券取引法違反事件で、同法違反の罪で起訴されたLD前取締役宮内亮治被告(38)ら元幹部3人が、26日に東京地裁で開かれる初公判で起訴事実を大筋で認める方針を固めたことが、関係者の話で分かった。宮内前取締役らとは分離され、公判前整理手続きが適用されたLD前社長・堀江貴文被告(33)は既に全面否認の姿勢を表明。被告同士の対立構図が鮮明となった。

 一方、LD前代表取締役の熊谷史人被告(28)は、起訴事実の一部を否認する見通し。証取法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の共犯として在宅起訴された公認会計士2人も起訴事実を否認する方針とみられる。

 初公判が開かれるのは、宮内前取締役、熊谷前代表取締役のほか、関連会社「ライブドアマーケティング」(LDM)前社長でLD前取締役の岡本文人被告(38)、金融子会社「ライブドアファイナンス」前社長の中村長也被告(38)と、LDの監査担当だった公認会計士・久野太辰(41)、同・小林元(51)の2被告の計6人。

 関係者によると、宮内前取締役、岡本前取締役、中村前社長の3人は、LDの連結決算を粉飾していた事実などを大筋で認める方針。熊谷前代表取締役は、粉飾決算の手口とされた、自社株をめぐる取引について、「適正な会計処理と思っていた」と主張する見通し。

 また、久野会計士は「立場上従うしかなく、幇助(ほうじょ)に当たる」と共謀した事実を否認。小林会計士は「04年度の会計報告には関与していない」などとして無罪を主張するとみられる。

 証取法違反の両罰規定で起訴された法人としてのLD、LDMも、処罰されることを争わない見通しだ。

http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY200605240447.html