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2006年05月25日(木) 19時17分

別府の魅力 サイト発信/APU学生朝日新聞

 別府市の魅力を、主に市民向けに発信しているサイトがある。インターネット上の「便利帳」とも言えるポータルサイト「BEPPoo(ベップー)」(http://www.azian.biz/beppoo/)だ。立ち上げたのは、同市の立命館アジア太平洋大(APU)1年の矢崎正道さん(19)。「別府の活性剤のような存在にしたい」と話している。(山本亮介)

 サイトの主な内容は、市内のレストランや不動産、公共交通機関の時刻表などの情報が検索できる「別府の便利ツール」と、ネット上で議論したり、生活用品などを売り買いしたりする「掲示板コミュニティ」。市内や県内のニュースも読むことができる。

 サイトを作ろうと思ったのは、昨年9月の入学前。兵庫県芦屋市出身の矢崎さんにとって、別府市は「日本最大級の温泉観光都市」「留学生が多い国際都市」と、さまざまな顔を持つ魅力的な街に映った。一方で、その財産を活用しきれず、全国へのアピールが不十分だと感じた。「市内に住む人が気付いていない別府の魅力を、まず自分が伝えたい」と考えたという。高校生の頃から慣れ親しんだサイト制作の腕を生かして、今年2月に立ち上げた。

 180軒掲載しているレストランの情報は、1軒ずつ回って「取材」するなど、ネタは足で稼いだ。サイトは主にAPUの学生が利用しているが、今では一日延べ2万人がアクセスしているという。

 21日投開票された市長選では、学生や若者に投票を呼びかけるキャンペーンを仕掛けた。授業の合間に市選管に出向いて担当者に取材し、投票日や投票時間などの情報を掲載したほか、大型商業施設が必要かどうかを問うアンケートも行った。

 矢崎さんは「キャンペーン前は『市長選って何』と言う友達もいたが、掲載後は学内のカフェテリアで市長選の話題を耳にするようになった。10年、20年後の社会、経済の主役は僕たちの世代。関心を持って投票に参加してもらうことが、別府市のためになると思ったし、サイトを立ち上げた思いにもつながる」と話した。

http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000605250003