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2006年05月25日(木) 00時00分

空白の1年…「ローマの休日」は誰のもの?ZAKZAK

 昭和28年に公開されたいわゆる28年映画には「ローマの休日」のほか、西部劇「シェーン」やSF「宇宙戦争」、小津安二郎監督の「東京物語」などの名画が多く、平成15年12月31日で公開後50年を経過している。

 16年1月1日、映画の著作権保護期間を公開後50年から70年に延長した改正著作権法が施行されたことで、保護期間の解釈に相違が出た。

 同法を所管する文化庁は、28年映画について「保護期間の終了した12月31日24時と、改正法施行の1月1日零時は同時」とし、「改正法が適用される」との見解を示している。つまり、「ローマの休日」の著作権保護期間は、70年ということになる。

 これに対して、一部の業者は「28年映画の保護期間は12月31日で終了し、その後に改正法が施行された」と主張。保護期間が終了した映画は「パブリックドメイン」(公共物)となり、著作権料を払わずに激安ソフトの販売を始めている。

 パラマウント社側によると、「ローマの休日」だけで、500−1000円のDVDが7、8種類も出回り、大型書店などでも販売されている。

ZAKZAK 2006/05/25

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052501.html