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2006年05月25日(木) 00時00分

『技術立国』推進目指す 『御手洗経団連』スタート 東京新聞

 日本経団連は二十四日、定時総会を東京都内で開き、奥田碩会長(73)が退任し、新会長にキヤノンの御手洗冨士夫会長(70)を正式に選任した。精密機器メーカーからの「財界総理」就任は、旧経団連時代を含めて初めて。御手洗氏は就任に当たり「日本を内外の人々にとって魅力あふれる『希望の国』とするため、全力を挙げて取り組む」とあいさつ、奥田氏が推進した改革路線の継承を強調した。 

 就任後、記者会見した御手洗氏は「イノベート(変革)日本」を日本経団連運営のキャッチフレーズとして掲げ、「科学技術創造立国」の推進の重要性を強調。国民の意識改革の必要性を訴え、「頑張った人が報われる公平な社会システムを実現しなければ、将来に希望がない。内外に開かれた挑戦のフロンティアこそ私の思い描く希望の国だ」と述べた。

 一方で、「他人を尊重し、弱者を思いやる心がなければ、希望の国は成り立たない」と強調。敗者に再挑戦の機会が与えられることを条件に、格差を「経済活力の源」と前向きに評価した。

 名誉会長に就任した奥田氏は退任あいさつで「改革の必要性を理解し、自ら血と汗を流して力を尽くした多くの人の努力や忍耐の結果として、現在の日本経済があることを忘れてはならない」と述べた。

 副会長には新たに渡文明新日本石油会長と江頭邦雄味の素会長が就任。評議員会議長には西室泰三東芝相談役、事務総長には中村芳夫事務総長代行が就任した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060525/mng_____sya_____005.shtml