【湖南】経費減へ封筒に広告大津市がスポンサー募集明日都浜大津での採用が決まった広告付き封筒（東京新聞）

2006年05月24日(水) 00時00分

　大津市は、同市浜大津４の再開発ビル「明日都浜大津」で使用する封筒に、民間事業者の広告を掲載した封筒を採用した。施設の経費負担軽減を図るための試みで、同市では初めてという。

　封筒は「長３」と呼ばれるサイズで、封筒裏面に９センチ四方の民間事業者の広告が印刷されている。

　同市では、子育て総合支援センターや市総合保健センターなどが入居する明日都浜大津で使用する物品について、今年３月から「市民スポンサー」の募集を始めた。寄付を募る形をとり、寄付物品に示されている広告内容については「市民スポンサー審査会」で審査し、採用を決める。

　今回は、市が封筒への市民スポンサーを募集した。市内の印刷業者が、牛乳販売店を“広告主”とした案を提示し、明日都が子育て関連施設ということで広告内容とも合致することで採用となった。

　市都市再生室によると、今回寄付を受けた封筒は１万枚で、約１０万円の経費削減につながったという。同市都市再生室では「市が募集している物品以外にも、どんどん業者から提案してきてほしい。さらに幅広い形で市民サポーターを募りたい」と話している。　　（本安幸則）

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