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2006年05月24日(水) 15時09分

<トラック協会>「荷物取りに来て」と違法駐車摘発対策毎日新聞

 荷主さん、荷物の受け渡しは車両脇でお願いします——。車の放置を確認した段階で違反ステッカー(標章)を張るという厳しい駐車違反摘発を盛り込んだ改正道路交通法が、6月1日に施行される。運送業界は対策に大わらわだ。全日本トラック協会(東京都新宿区、約5万5000業者)は、荷主や配達先に荷物の受け渡しのために車両まで来てもらうなど、協力を呼びかけるチラシ100万枚を作成し、加盟業者に配布した。
 チラシは「お客様へのお願い」として、今回の改正で「ドライバーはトラックから離れることができなくなります」と強調している。トラックが路上でしか駐車できない場合、(1)荷主や配達先は、車両脇で搬出入に立ち会ってもらう(2)ビルが同じ場合、荷物の納品場所を1カ所にまとめる(3)駐車場確保の協力のお願い——などを呼びかけている。
 運送大手の日本通運は都市部でコイン式駐車場の確保や運転助手の導入などを検討し、佐川急便は駐車場を利用しやすいように集配車両の小型化などに取り組む。しかし、中小の運送業者などは自力での対策に限界があるため、協会として取り組むことにした。協会は「業者は荷主さんにあくまでお願いする立場なので実際に車両まで来てもらうのは、限定されたケースになるだろう。荷主さんに状況を説明し協力してもらうためにチラシを作った」と話している。
 警察庁によると、現在の取り締まりは、警察官が駐車車両のタイヤにチョークで印を付け、長い場合は30分近く様子を見たうえで違反と認定している。しかし、6月からの新制度では運転者が不在で、放置が確認された時点で直ちに取り締まれるようになる。【遠山和彦】
(毎日新聞) - 5月24日15時9分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060524-00000068-mai-soci