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包括的な技術提携を結び、握手をするＮＥＣの矢野薫社長（左）とマイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者＝ＡＰ
米マイクロソフト（ＭＳ）とＮＥＣは２４日、幅広い分野で特許を相互に融通し合う「クロスライセンス契約」を軸とした包括的な技術提携を結んだ、と発表した。両社はこれまでもパソコン、サーバーの開発・販売で協力していたが、コンピューターのソフトウエアと通信技術の融合が不可欠になったため、多角的な協力関係に広げる。
今回の提携で特に力を入れるのは、ＭＳの基本ソフトとインターネット電話などを組み合わせた企業向け通信システム事業とスーパーコンピューター並みの高速処理が可能な大型サーバー事業。ＭＳが開発を進めるサーバーと、スーパーコンピューターで培ったＮＥＣの大容量データ転送技術を組み合わせて、商品力強化につなげる考えだ。
また、次世代の高性能サーバーを両社と米ユニシスの３社が共同開発することでも合意した。