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2006年05月24日(水) 00時00分

国会図書館で朝日新聞

 地下鉄永田町駅で降り、国立国会図書館に行った。ある出版社の編集者と一緒に昭和初期の朝日新聞の記事を調べるためだ。

 国立国会図書館は、国会議員の調査研究のための図書館であり、納本制度の下で原則として国内で出版されたすべての出版物を収集、保存する日本唯一の法定納本図書館だと編集者が説明してくれた。国会議員のための図書館だから「国会」と冠がついているのだ。先日、あるテレビ番組で国会議員が「格差について国会図書館で調べてもらった」と発言していたが、それで納得した。

 現在は本館と1986年開館した新館と併せて1200万冊の図書が収蔵可能だ。

 私たちは新館に入った。中に入ると、手荷物をロッカーに入れる。100円投入するが、後で戻ってくる。必要な資料などは備え付けの透明ポリ袋に入れて持ち込む。

 館内利用カード発行機に住所氏名などを登録すると名刺大のカードが出てくる。これを自動改札機にかざすと入館できる。このカードは退館時まで必要だから、無くしてはならない。

 軽い気持ちで図書検索コンピューターに「江上剛」と入力すると、最新刊まで全部そろっていた。少し緊張して、頭を下げた。

 新聞閲覧コーナーには多くの人が新聞を広げていた。スポーツ紙からすべての新聞がある。これには感動した。朝日新聞のコーナーに行く。お世辞抜きに朝日新聞のコーナーは一番充実している。索引版で必要な記事が縮刷版のどこにあるかを調べ、実際に縮刷版に当たる。縮刷版が見当たらないものは、マイクロフィルムを借りて調べる。

 記事が見つかると、コピーを頼む。利用カードを使ってコピー依頼書を作成する。A4判とB4判は税込み1枚25・2円、A3判は50・4円。依頼書をカウンターに提出すると、後は待つだけ。モニターに自分のカード番号が表示される。待ち時間の目安10分程度と明示されており、銀行などと比べて待つ苦痛はない。編集者も以前より随分早くなりましたと話していた。

 こんなに多くの資料があるならもっと図書館を利用しなくてはならないと思いつつ、自分が書いたものがすべて収蔵されていると知り、歴史に対する責任感が沸々とわき上がってきた。

http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000140605240001