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2006年05月23日(火) 03時04分

堀江被告の保身嫌気、宮内被告が“決別”決意読売新聞

 ライブドア事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われた同社前取締役・宮内亮治被告(38)が、前社長・堀江貴文被告(33)の関与を東京地検特捜部に供述したきっかけは、事件発覚後に堀江被告が見せた配慮に欠けた態度だったことが関係者の話で分かった。

 宮内被告が26日に東京地裁で開かれる初公判で、起訴事実を認める方針を固めたことも判明した。分離された裁判で堀江被告は無罪を主張しており、裁判で元トップと元ナンバー2が真っ向から対立する構図となる。

 関係者によると、宮内被告は、今年1月16日にライブドア本社などが捜索された直後には、ライブドアが上場廃止を免れるためにも堀江被告をかばおうと考えていた。そして、堀江被告ら幹部が集まり、捜査への対応を協議した会議で、宮内被告は「社長だけは守るべきだ。調べを受けたら、おれが全部決めたと言えばいい」と提案した。ところが、堀江被告は、宮内被告の心中を推し量る様子も見せず、「おれ何も知らないよね」と、自分の関与を否定する発言を繰り返したという。

 堀江被告に自己保身の姿勢を感じ取った宮内被告は、「堀江被告をかばうのはバカらしい」と、堀江被告との“決別”を決意。1月23日に特捜部に逮捕されて以降、こうした心境や堀江被告が一連の粉飾工作などに関与していた経緯を供述していた。宮内被告は26日の初公判で起訴事実を認めたうえで、ライブドアの2004年9月期連結決算で、自社株売却益を売り上げに不正計上したとされる点について、「当時は違法だと思っていなかった」と情状酌量を求めるとみられる。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060523i401.htm