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2006年05月23日(火) 00時00分

民業圧迫…郵政公社、最終利益1兆9000億円ZAKZAK

 日本郵政公社の平成18年3月期決算が23日、明らかになった。郵便貯金事業の最終利益は株価上昇で運用収益が伸びたことにより、前期より6割多い約1兆9000億円に達した。三菱UFJフィナンシャル・グループの1兆1817億円を上回る水準で、19年10月の郵政民営化で誕生する郵貯銀行への民業圧迫批判が高まりそうだ。

 一方、郵便事業は通常郵便の減少による収入減に人件費などの費用増加が重なり、最終利益は前期比約99%減の2億円にとどまる。郵政公社は郵便局運営の効率化などでコスト削減を図っているが、民営化に伴うシステム対応などもあって赤字寸前の決算となった。

 簡易保険事業は約9000億円を内部留保として積み増す。郵政公社は24日に決算を発表する。

ZAKZAK 2006/05/23

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052314.html