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2006年05月23日(火) 11時01分

改正道交法:どうなる?来月施行−−県警交通指導課に聞く /千葉毎日新聞

 駐車違反の取り締まりを民間業者に委託できる改正道路交通法が、6月1日に施行される。県内では16署の管内で計72人の民間の駐車監視員が活動を始めるが、いつ、どこで、どのような取り締まり方法で具体的に違反切符を扱うのか、県警交通指導課に聞いた。【寺田剛】
 ◇監視員がステッカーを張れば駐車違反
 ——どれくらいの間、駐車していたら、違反になる可能性があるのか。
 ◆監視員がステッカーを張った時点で違反と認定される。施行直後は1台に付き10分から20分、慣れると10分前後で任務が完了すると見ている。
 ——短時間の駐車で違反になるのか。
 ◆そうです。監視員は2人1組で、駐車車両を見つけたらデジタルカメラで車両とナンバーを撮影し、データをパソコンに送信する。パソコンに日時、場所などを入力すると、数秒後には印刷機から縦18センチ、横10センチの黄色いステッカー=写真=が出てくる。これを駐車車両に張る。ステッカーを張られた車の運転手は、警察署か交番に出頭しなければならない。
 ——ステッカーは、自分ではがせるのか。
 ◆従来の「鍵付きワイヤ」と違い、簡単にはがせる。ただしナンバーは控えられており、逃げた場合、車の所有者に違反金の納付命令が下るのも改正道交法の特徴だ。
 ——県内の駐車監視員は、どんな人たちなのか。
 ◆県内には公安委員会の認定を受けた監視員が五十数社、約500人いる。このうち県警は、五つの警備会社の72人と、6月から来年3月まで契約を結んだ。契約は指名競争入札で毎年、見直す。
 ——監視員にノルマはあるのか。
 ◆ノルマはない。週5日、8時間勤務で、勤務中の身分は、みなし公務員として扱われ、報酬は契約会社から支払われる。県内では05年、約6万件の駐車違反を取り締まったが、民間の力を活用する今年は、6万件を超えると予測する。
 ——取り締まりの内容を知ることは出来るのか。
 ◆監視員を動員する16署は、監視員の活動指針をチラシや県警ホームページなどで公開、重点路線や地域、時間を地図に示して公表している。例えば千葉中央署管内は、栄町など千葉市内の繁華街を最重点に取り締まる。JR千葉駅前大通りは、自動二輪などの重点地域になっている。
 ——JR東千葉駅周辺は、重点地域に指定されていないが、監視員の取り締まりはないのか。
 ◆監視員は原則、重点地域以外の取り締まりをしない。しかし、警察官は従来どおり、地域にかかわらず取り締まるので、重点地域以外が「優遇」されるわけではない。

5月23日朝刊
(毎日新聞) - 5月23日11時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000000-mailo-l12