2006年05月23日(火) 00時00分

【岐阜・近郊】 差し押さえ物品をネットで公売 瑞穂市が導入 （東京新聞）

　瑞穂市は、市県民税や固定資産税、軽自動車税などの滞納者から差し押さえた物品をインターネット上で公売する取り組みを始める。ヤフーの「Ｙａｈｏｏ！オークション」と連携する。同様の試みは岐阜県、三重県などが実施済みで、市町村単位でも全国的に広がりを見せ始めている。
　（相馬敬）

　税務課によると、従来の公売は動産、不動産を問わず市役所内で書面による入札にかけていた。このため参加者は足を運ばねばならず、実際の購入者も市内の人が多かった。

　市外にも窓口を広げ、入札時の人手を省くといった事務の効率化を図ろうとネット公売の導入を決めた。落札金額は、未納税額分に充てる。動産から始め、陶器や書、掛け軸などを予定する。

　参加申込期間は６月１３日午前１０時−７月４日午後５時で、入札期間は７月１１日午前１０時−同１３日午前１０時。６月１２日午後２時から、市役所穂積庁舎で公売予定品の下見会を開く。

　税務課は「順調にいけば、取扱額の大きい不動産にも対象を広げたい」と話している。問い合わせは同課＝電０５８（３２７）４１１２＝へ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20060523/lcl_____gif_____002.shtml