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2006年05月23日(火) 00時00分

【西濃】 住基カード、もっと利用を 大垣市の無料交付サービス 本年度まだ2件 60歳を迎えた市民の希望者に無料交付している住基カード=大垣市役所で 東京新聞

 60歳を迎えた市民の記念にと、大垣市が本年度から、希望者を対象に始めた住民基本台帳(住基)カードの無料交付サービスの利用が低調だ。4月以降の発行枚数はまだ2枚で、カード利用増の狙いが肩すかしを食った格好。市は「住民票の写しなどの証明書の自動交付や図書館カードなどにも利用できる」と、メリットをPRしている。

 住基カードは2003年8月から発行が始まったが、大垣市の発行枚数は1591枚(4月末現在)で、交付が伸び悩んでいる。カード発行には500円の手数料が必要なことから、市は「カードの普及促進に結びつけよう」と、無料交付サービスを考え出した。

 市によると、本年度中に60歳の誕生日を迎える市民は約2100人。「無料にしたことで、ある程度の希望があると見込んでいたのだが…」と市民課。無料交付のほか、市民がカードを使って利用できるサービスについて周知に努め、利用の拡大を図りたいという。

 交付対象者は市の住民基本台帳に記載された新規の発行希望者。申請期間は60歳の誕生日から翌年の誕生日の前日まで。市民課と各地域事務所で受け付ける。印鑑、顔写真、運転免許証などが必要。

 市は2003年8月の住基カード発行当初から、カードに埋め込まれた集積回路(IC)の空き領域を利用して住民票の写しと印鑑登録証明書の自動交付を開始。04年10月からは地方税に関する証明書も発行できるようにした。さらに昨年12月から市立図書館で住基カードを使った本の貸し出しサービスを開始するなど普及に本腰を入れている。(堂畑圭吾)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20060523/lcl_____gif_____017.shtml