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2006年05月23日(火) 22時36分

税引き後利益3兆円超、大手銀6グループが最高決算読売新聞

 大手銀行・金融6グループの2006年3月期連結決算が23日出そろった。6グループ合計の税引き後利益は前期比4・3倍の3兆1200億円となった。

 バブル期の1989年3月期に大手行があげた約1兆8000億円の約1・7倍に達し過去最高。

 不良債権比率は6グループ平均で1・8%まで低下し、バブル崩壊以降、不良債権処理に苦しんだ銀行の復活を象徴する決算となった。

 投資信託の販売手数料などが順調に伸びたうえ、企業業績の回復に伴って貸し倒れに備えた引当金の「戻り益」が利益を押し上げ、6グループすべてが過去最高益を記録した。しかし、預金金利は記録的な低水準にとどまっている。今後は銀行の「もうけ過ぎ」批判も予想され、顧客への利益還元が課題となりそうだ。

 06年3月期の本業のもうけを示す業務純益は、23日に決算発表した三井住友フィナンシャルグループが前期比2・7%増の9655億円となったほか、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループを合わせた3メガバンク合計で3兆1600億円に達した。貸し出しの利ざや収入は伸び悩んだが、投資信託や年金保険など個人向け商品が好調で、販売手数料などを中心とする「非金利収入」が収益源となった。税引き後利益は巨額の「戻り益」などに支えられて全グループが黒字となった。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060523it16.htm