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2006年05月22日(月) 14時43分

京成・京急・富士急の3社、株主優待制度を拡充読売新聞

 京成電鉄、京浜急行電鉄、富士急行の関東私鉄3社は、安定株主の確保のために、株主優待制度の拡充に動き出した。

 「個人株主が株式を手放さないようにし、買収攻勢に備える」(京浜急行)狙いだ。

 京成電鉄と富士急行は、1万株以上を3年以上にわたって継続保有している株主に対し、特別な優待制度を2006年度から新設した。

 京成は、05年度に実施していた電車・バスの無料パスや全線で使える切符の回数券(30〜60枚)に加え、回数券を保有株式数に応じて4〜10枚追加提供する。

 富士急では、系列ホテルの無料宿泊券か、系列レストランの料金3割引きの特典が付く優待券を2〜3枚提供する。

 京浜急行電鉄は、現在の株主優待制度に加え、昨夏買収した東京・お台場のホテルの宿泊券の提供などを検討している。

 3社の発行済み株式総数に占める個人株主の比率は、京成が約30%、京浜急行が37%、富士急が15%(いずれも3月末時点)と高い。

 「村上ファンド」を率いる村上世彰氏が阪神電気鉄道株の筆頭株主になったことから、各社とも買収に対する危機感を強めている。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060522i407.htm