2006年05月22日(月) 19時40分

村上ファンド、阪神株保有の目的に「経営参加」を追加（朝日新聞）

　村上世彰氏が率いる投資ファンド（村上ファンド）は２２日、発行済み株式の４６．８２％を保有する阪神電鉄の保有目的を、これまでの「純投資」から「純投資及び経営参加」に変更したと発表した。関東財務局に同日、大量保有報告書の訂正を提出した。同ファンドは「経営参加は純投資の手段であり、保有目的ではないと考えているが、関東財務局の指導もあって変更した」としている。

　訂正報告書は、シンガポールの「ＭＡＣ　ＡＳＳＥＴ　ＭＡＮＡＧＥＭＥＮＴ」が提出した。変更は今月２日付。村上ファンドは２日に関係者８人を阪神の取締役にする株主提案を提出しており、阪神側はこの提案で「村上ファンドの目的は純投資から経営支配に変わった」と主張していることから、関東財務局が２日付の変更を指導したとみられる。

http://www.asahi.com/business/update/0522/142.html