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2006年05月22日(月) 00時00分

100ドルPC配布 今秋にも起動 発展途上国の子ども向けに作られた100ドルパソコン(デザイン・コンティニュウム提供・共同) 東京新聞

 発展途上国の子どもたちにもパソコンを−。一台の価格を百ドル(約一万一千円)に抑えたパソコンが世界各地で注目を集めている。米マサチューセッツ工科大(MIT)のグループが開発、年初から本格生産が始まっており、国連機関の支援で秋にも中国など七カ国の子どもたちに届けられる予定だ。

 インターネット接続も可能で、電力が乏しい地域でも付属のハンドルを手回しすることで発電して使うことができる斬新な技術やデザイン。日本など先進国でも関心が高まっている。

 「パソコンは暖かい居間で遊ぶ子どもだけのものではない。スラムの子どもにも使えるようにすべきだ」。昨年十一月にチュニジアで開かれた世界情報社会サミット。グループを率いるネグロポンテ代表は緑色の小型パソコンを手に訴えた。

 グループはグーグルなど米インターネット関連企業の支援で低価格パソコンの開発を開始。無償の基本ソフト(OS)リナックスの使用などで低価格実現に成功した。

 この申し出に飛び付いたのが、発展途上国の技術・開発を支援している国連開発計画(UNDP)だ。一月末、百ドルパソコンの配布や教育などで全面協力するとの協定をグループと結んだ。

 これに先立ち台湾のノートパソコン製造最大手の広達電脳による生産が正式に決定。今年十−十二月期には少なくとも五百万台を完成させ、中国、インド、タイなど七カ国に配布される計画だ。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060522/eve_____sya_____004.shtml