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大手機械メーカー「クボタ」の旧神崎工場（兵庫県尼崎市）などで、社員らにアスベスト（石綿）が原因とされる中皮腫（ちゅうひしゅ）などの健康被害が広がっている問題で、同社の調査で２００５年度に判明した社員や元社員の死亡数が、３４人に上ることがわかった。
同社は、２００４年度までに判明した死者数を７５人と発表しており、これで死者数は１０９人に達した。
同社によると、３４人は、いずれも中皮腫や肺がんなどが原因で死亡。アスベストの被害を受けた場所は、３０人が旧神崎工場、１人が旧尼崎工場（同市）、３人が小田原工場（神奈川県）。
同社広報室は「社として被害の把握に務めてきたが、昨年以降、一連の報道などにより、遺族や元社員からの申し出が増えた」としている。