悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年05月20日(土) 00時00分

北京で「市民ネット監視員」募集 当局の監視追いつかず朝日新聞

中国のインターネット利用者数

 北京のインターネット業界団体が市民の「ネット監視員」200人の募集を始めた。自宅などでウェブサイトやブログを閲覧、監視してメールや電話で報告する。毎月、謝礼が出る。ネット利用者の急増に、当局だけでは監視が追いつかなくなった現状を反映したものだ。

 募集したのは、大手ネット企業や研究機関などでつくる「北京ネットメディア協会」。ネット上の「文明的でない行為や違法、不良な情報」の自主規制を目的とする。ポルノや賭博などが主な対象だが、党・政府にとって不都合な情報も通報される可能性がある。

 応募資格は、高卒以上で3年以上のネット歴のほか、「文明的なネット社会の建設に関心があること」も必要。作文の提出が求められる。謝礼は「ネット接続補助」として月100元(約1400円)が支給される。

 中国のネット利用者は昨年末の1億1000万人から10年には2億3000万人に増えると予測されている。ブログの登録者も来年は1億人近くになる。

 北京市通信管理局などによると、同市のネット利用者は人口の約29%に上り、全国一の普及率。市内にある1000軒近いネットカフェで「不良情報」の送受信を見張る監視員も、3000人以上が不足しているとされる。

http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200605200212.html