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2006年05月20日(土) 00時08分

独情報機関が90年代から記者監視…内部情報漏えいで読売新聞

 【ベルリン=佐々木良寿】ドイツの情報機関「連邦情報庁(BND)」が、内部情報の漏えい源を突き止めるため、1990年代からジャーナリストの監視を続けていたことが発覚し、物議を醸している。

 報道によると、元連邦司法裁判所長官が今月10日、非公開の連邦議会情報監視委員会に提出した秘密報告書で、同庁のこうした活動を明らかにした。

 監視活動は数か月前まで続けられていた。主な対象は、プルトニウム密輸工作への同庁関係者の関与を95年に特報するなど、調査報道で実績のある高級政治週刊誌シュピーゲルと、ライバル誌シュテルンの編集幹部や記者、さらに、93年に同庁の内幕を描いた本を発表した作家ら。

 また、元週刊誌記者が在職中の82年から98年までの間、同僚の動向をスパイする見返りに計約30万ユーロ(約4200万円)を受け取っていたことも判明した。

 連邦情報庁は国外での情報収集を任務としており、国内での情報収集活動は法的に禁じられている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060519id24.htm