2006年05月20日(土) 20時21分

＜プリペイド式携帯＞他人名義で販売、業者逮捕　警視庁（毎日新聞）

　他人名義のプリペイド式携帯電話を販売したとして、警視庁捜査２課と上野署などは２０日、東京都台東区根岸１、携帯電話販売業、大和昌博容疑者（６２）を携帯電話不正利用防止法違反（譲渡・譲り受けの禁止）容疑で逮捕した。０２年春ごろから計１万台近くを売ったとみて追及する。
　調べでは、大和容疑者は今年４〜５月、無職の男（３９）ら４人に他人名義のプリペイド式携帯電話２２台を計約４４万円で売り渡した疑い。容疑を認めている。買い手の無職の男は「振り込め詐欺に使おうと思った」と話しているという。
　大和容疑者は、知人に３０００円を払って名義人になってもらうなどして通話可能な携帯電話を用意。夕刊紙などに「開通済み・超特価」と広告を出し、電話で申し込んできた客に台東区のＪＲ鴬谷駅近くの路上で販売していた。同課によると、大和容疑者が販売した携帯電話のうち数十台が振り込め詐欺に使われたことが確認されているという。
　携帯電話不正利用防止法は昨年５月に施行された。他人名義の携帯電話を売買したり、架空名義で携帯電話の事業者と契約することなどを禁じている。【石丸整】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060520-00000097-mai-soci