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東京都台東区の携帯電話販売業者が、第三者名義のプリペイド式携帯電話を販売していた事件で、この業者が、２００２年春ごろから１万台近い携帯電話を販売し、このうち、少なくとも数十台が振り込め詐欺に利用されていたことが２０日、警視庁捜査２課の調べでわかった。
同課は同日、「プリぺ携帯商事」経営、大和昌博容疑者（６２）を携帯電話本人確認法違反（他人名義携帯電話の譲渡）容疑で逮捕するとともに、販売された携帯電話が、振り込め詐欺以外の犯罪にも使用された疑いがあるとみて調べている。
調べによると、大和容疑者は先月末〜今月中旬、台東区内の路上などで、第三者名義のプリペイド式携帯電話計２２台を、都内の無職男性（３９）ら４人に計約４４万円で販売した疑い。同課は、第三者名義と知りながら買った４人についても、同法違反容疑で調べる。
大和容疑者は、スポーツ新聞などに「開通済み携帯電話。特価」などの広告を掲載。連絡してきた客と路上などで待ち合わせして、１台約２万円で販売していた。
販売した携帯電話は、スポーツ新聞に携帯電話を買い取るという広告を出すなどして、１台約３０００円で仕入れていた。