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2006年05月20日(土) 16時02分

詐欺:パチスロ代欲しさに部下11人から1700万円、元支店長懲役3年6月 /京都毎日新聞

 ◇「何と貧困」更生を諭す−−判決の地裁
 勤務先の部下11人に対する計約1700万円の詐欺罪に問われた住宅リフォーム会社の元支店長で無職、汾陽(かわみなみ)利寛被告(31)の判決が19日、京都地裁であった。景山太郎裁判官は、背景となったパチスロでの浪費に触れ「他人をだましてまで資金を得ようとは身勝手きわまりない」とし、懲役3年6月(求刑同5年)を言い渡した。
 判決によると、被告は02年7月〜04年2月、投資話をもちかけた当時の部下11人から計46回にわたり金をだまし取った。高校時代に覚えたパチスロにのめり込んで借金を重ね、支店長としての高収入もつぎ込んで損失。会社の融資で借金は清算したが、「(融資の返済には)パチスロで大勝するしかない」と、部下らからの借金を元手に再開したあげくの犯行だった。
 被告を信頼し、消費者金融から借金をさせられた部下は今も返済に苦慮。被告は最後の犯行後に失そうしたが、潜伏先で得た仕事の同僚にも借金してパチスロ生活を続けた。
 一方で、景山裁判官は少年時の苦学や、同支店で仕事に手腕を発揮した時期もあったとも言及。判決言い渡し後にも「素晴らしい仕事をしながら、パチスロの何と貧困なことか」と声をかけ、更生を諭した。【太田裕之】

5月20日朝刊
(毎日新聞) - 5月20日16時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060520-00000210-mailo-l26