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2006年05月20日(土) 00時00分

結婚情報2社の成婚広告「誇大表示」 公取委が排除命令 中日新聞

 結婚情報サービスの広告で、紹介システムを通さずに結婚した会員の分も「成婚数」に加えたのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、公正取引委員会は19日、業界最大手のオーエムエムジー(大阪市)とサンマークライフクリエーション(東京)に、再発防止などを求める排除命令を出した。

 晩婚化や未婚率の上昇を背景に、結婚紹介サービスは急成長。公取委によると、昨年の業界全体の売り上げは約300億円に上る。うちオ社は約80億円で業界1位、サ社は約39億円で3位。

 公取委によると、オ社は昨年4−10月、会員制紹介サービス「オーネット」の広告を新聞などに掲載した際、2004年までに会員同士で結婚・婚約をした約6万5000人に、会員以外の相手と結婚するなどした会員を加え「成婚者数13万人」などと誇大表示した。同社は広告のただし書きで「会員外成婚者含む」と表記していたが、公取委は「会員同士のカップルは半数にも満たず、違法と認めざるを得ない」と判断した。

 サ社も昨年11、12月、会員制サービス「サンマリエ」の広告で、同年1−9月に会員同士で結婚するなどした約950人に、会員以外の相手と結婚するなどした約2400人を加えて表示。このほか、同社が運営する別のサービスの会員もサンマリエの会員数に加えて表示した。

 両社は「指摘を真摯(しんし)に受け止めたい」などとコメントし、排除命令を受け入れる方針。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060520/mng_____sya_____004.shtml