2006年05月20日(土) 00時00分

「一夫多妻」男に猶予判決…「判決を重く受け止め」（ZAKZAK）

　一夫多妻制のような生活に加わるよう女性を脅したとして、強要未遂と脅迫の罪に問われた東京都東大和市の無職の被告（５８）に対し、東京地裁八王子支部の小原春夫裁判長は１９日、「自己中心的な犯行だが、反省し、これまでの生活を改めると述べている」として懲役１年６月、執行猶予４年（求刑懲役１年６月）の判決を言い渡した。

　被告はこの日の公判で「不用意な発言で被害者を傷つけてしまい、申し訳ない」とあらためて謝罪した。

　弁護人によると、控訴はしない方針。被告の自宅には現在も、事件発覚当時とほとんど変わらない人数の女性が生活しているという。

　判決によると、被告は２０００年２月ごろから、自宅で複数の女性と共同で生活。昨年８月、自宅で女性（２６）に「ここに住まないとミンチにされて殺されますよ」と迫り、同１０月には別の女性（２１）に「ここを出ていったら命の保証はしない」と脅した。

　　被告は判決後、弁護人を通じ「判決を重く受け止め、同居の女性たちと話し合って今後の生き方を決めたい」とコメントした。

ZAKZAK 2006/05/20

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052021.html