悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年05月19日(金) 00時00分

文化活動ハイレベル ホームレスら発表会朝日新聞

 大阪市西成区のあいりん地区でホームレス経験者たちの芸術活動を知ってもらおうと、大阪市浪速区の大阪人権博物館(リバティおおさか)が20日、「釜ケ崎フェスタ2006—紙芝居・ピアノ・詩の魅力—」を開く。これまでの発表会はアイヌなどの少数民族や被差別部落がテーマだったが、ホームレスを取り上げるのは初めてという。

 参加するのは、老人ホームなどで紙芝居の朗読を手がける男性6人のグループ「むすび」のほか、地区内の公園でキーボードをたたき続けた元ピアノ講師の合田清さん、日々の暮らしや仲間の死を詩でつづる橘安純さん。

 いずれも同地区などでホームレス生活をしながら芸術活動を行ってきた人たちだ。当日、合田さんは得意のバッハを奏で、現役ホームレス生活者の橘さんは自作の詩を朗読する。

 博物館は昨年12月、ホームレスをテーマにした一角を新設したばかり。吉村智博学芸員は「社会では、あまりよく見られていないホームレスだが、レベルが高い文化活動をしている人たちのことも知ってもらいたい」と話す。

 当日の発表会は午後2時開演で先着275人。入場料は大人千円、高校・大学生900円、小・中学生、65歳以上、身障者は750円。問い合わせは大阪人権博物館事業部(06・6561・8195)へ。

http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000605190003