2006年05月19日(金) 00時00分

共謀罪、採決見送り…民主の徹底抗戦で（ZAKZAK）

　共謀罪を新設する組織犯罪処罰法改正案の取り扱いをめぐり、民主党は１９日午前、小沢一郎代表も出席して臨時役員会を開き、与党が同日午後の衆院法務委員会で強行採決に踏み切った場合、衆参両院のすべての審議を拒否する方針を決めた。これを受けて与党は、当初目指していた同日中の採決見送りを決めた。自民党国対幹部は「１９日の採決はない」と記者団に明言した。

　同党の細田博之国対委員長は同日昼、青木幹雄参院議員会長、矢野哲朗参院国対委員長と個別に会い、対応を協議した。この後、参院幹部の１人は「強行採決すれば野党に審議拒否の口実を与える。終盤国会でのロスは痛い」と述べ、教育基本法改正案など他の重要法案処理への影響を考慮すべきだと強調した。

　また、河野洋平衆院議長も調整に乗り出し、午後に与党と民主党の国対委員長と会談。双方に慎重な対応を呼び掛けた。

ZAKZAK 2006/05/19

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006051934.html