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2006年05月19日(金) 21時29分

<結婚情報会社>成婚者数を誇大表示、公取委が排除命令毎日新聞

 結婚相手を紹介する会員サービスの広告で、会員以外と結婚、婚約した人数も含めて「成婚」の実績数として記載したのは誇大広告にあたる——。公正取引委員会は19日、結婚情報サービス大手の「サンマークライフクリエーション」(東京都新宿区)、「オーエムエムジー」(大阪市)の2社に、景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。2社の表示とも、会員以外と結婚、婚約した人数が実際の半分以上を占めていた。
 公取委によると、異性会員を紹介する「サンマリエ」を運営するサンマーク社は05年11、12月の雑誌広告で、05年1〜9月の実績を「成婚者数3478人」と記載。しかし会員同士の成婚は約950人で、約1600人は会員以外との成婚、約800人は会員同士で交際しているだけだった。また「会員数3万8015人」と表示したが、実際の「サンマリエ」会員は約2万人で、中高年対象の紹介サービスや、結婚情報提供のインターネットの会員も含めた人数を表示していた。
 一方、「オーネット」のオーエム社は、05年4月以降の新聞、雑誌の広告で、89〜04年の実績として「オーネットで成婚された方は延べ13万人」などと記載。だが会員同士の成婚は約6万5000人で、残りは会員以外だった。同社は注意書きで「会員外成婚者含む」と記載していたが、その人数は明記していなかった。
 両社は公取委の指摘を受け表示内容を改めている。【斎藤良太】
(毎日新聞) - 5月19日21時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060519-00000119-mai-soci