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2006年05月19日(金) 11時01分

改正道交法:民間の「駐車監視員」、長野・松本の中心部で−−来月から /長野毎日新聞

 ◇重要路線決め、警備会社に委託−−警察は事件・事故対応に重点
 昨年6月に改正された道交法を受け、警察官に加え、民間の「駐車監視員」が来月1日から、駐車違反対策に取り組むことになった。県内では長野、松本両市の中心部で、警備会社に監視員を委託。県警は取り締まり業務の委託で、事件や事故への対応に重点を置くという。
 駐車違反などの放置車両は、渋滞や事故の原因にもなる。今回の改正は、首相の諮問機関「総合規制改革会議」が03年12月、「駐車取り締まりは民間に委託すべきだ」と答申したことを受けた措置だ。これまで、警察官が行っていた事務のうち、放置車両の確認事務を民間業者が行うことが出来るようになった。
 県公安委員会の登録を受けた民間法人が委託先となり、県内では13法人が登録済み。今回は繁華街を抱える長野中央署、松本署の2署が業務委託するが、入札の結果、いずれも長野市内の警備会社が受託した。
 取り締まりは淡い緑色の上着、濃い緑色のズボン姿の制服で、県警から貸与された腕章などを身につけた駐車監視員が行う。身分上は公務員と同じ位置付けで、暴力などで業務を妨げると、公務執行妨害などの罪になる。
 駐車監視員は2人1組であらかじめ決められた区域で活動する。放置車両の違反状況を確認し、携帯した端末を使って、駐車状況などの写真を撮影するほか、場所や日時などのデータも入力。違反を知らせる確認標章を付ける。反則金徴収は行わない。
 今回は2署の管内が対象エリア。長野中央署管内では、中央通りや末広通りを最重点路線に、権堂町繁華街一帯などを最重点地域とした。松本署管内は、駅前大通りなどを最重点路線、JR松本駅前繁華街などを最重点地域とした。
 県警交通指導課は「民間の活動により安全で走りやすい道路環境づくりを進め、県警は事件事故の対応で治安維持に努めたい」としている。他エリアでの実施は、2カ所の実施状況を見て検討する。【江連能弘】

5月19日朝刊
(毎日新聞) - 5月19日11時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060519-00000049-mailo-l20