2006年05月18日(木) 00時00分

耐震偽装 『全容解明進めて』 （東京新聞）

　耐震強度偽装事件で、ヒューザー社長の小嶋進容疑者（５２）が警視庁などの合同捜査本部に詐欺容疑で逮捕されたことを受け、ヒューザーが販売した分譲マンション「グランドステージ川口」（川口市）の住民広報担当者は十七日、「逮捕は当然のこと。捜査当局には逮捕容疑だけでなく、グランドステージ川口を含めた全容解明を進めてほしい」とコメントを発表した。

　併せて、川口市と施工会社の福田組、建築確認した日本ＥＲＩに対しても「事件が発覚して六カ月たったが、解決のめどはたっておらず、住民には不安が募っている。誠実で前向きな対応をお願いしたい」と求めた。

　グランドステージ川口は、日本ＥＲＩなどによる再調査の結果、耐震強度は基準値の５６％であることがあらためて判明。今後補強工事のプランを作成する方針だが、費用負担や工事の時期などのめどは付いていない。　（池田悌一）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20060518/lcl_____stm_____004.shtml