2006年05月17日(水) 00時00分

警察手帳偽造の元俳優に有罪判決 （東京新聞）

　インターネットを通じて販売する目的で警察手帳を偽造したとして、公記号偽造罪に問われた神戸市西区、元俳優伊藤公一被告（４４）の判決公判が十六日、さいたま地裁であった。蛯名日奈子裁判官は「多数の関係者を巻き込みながら主導的に偽造する巧妙、計画的かつ悪質な犯行」などとして懲役一年六月、執行猶予三年を言い渡した。

　検察側は「警察手帳の社会的信用を大きく揺るがせる極めて悪質な行為」などとして懲役一年六月を求刑していた。判決によると伊藤被告はインターネットを利用して販売するために警察手帳の記章を偽造しようと、昨年六月二十日ごろ、川口市内の貴金属製品製造会社に注文し、埼玉県警の警察手帳を偽造した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20060517/lcl_____stm_____003.shtml