2006年05月17日(水) 22時04分
比企業に１億円返還命令 「マンゴーの木」出資訴訟（共同通信）
高配当を約束し、フィリピンにあるマンゴーの木への出資を募った同国の農園運営会社「エポックコーポレーション」に、宮城、静岡など７都府県の出資者計２２人が総額約１億１５００万円の返還などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は１７日、請求を認め同社に全額返還を命じた。
エポック社側は「出資は代理店との契約で、返金義務はない」と主張したが、加藤謙一裁判長は「返還を拒み得る事情は何ら認められない。現在もマンゴーなどの育成販売をしているほか、資産も保有している」と判断した。
判決によると、エポック社は１９９５年から９６年にかけて（１）出資者の委託を受け、マンゴーの木を管理する（２）収穫物を買い取る（３）出資金は契約期間終了後に返還する−との契約で、１人当たり７５万−２１００万円を集めたが、その後契約を実行せず、出資金の返還にも応じなかった。
（共同通信） - 5月17日22時4分更新
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